勝手に医療英語メモ

旦那さんが英国で治療を受けています。英語で受け取るお知らせや結果を理解するために調べた医療用語のメモです。ご参考まで!

Matcha or Green Tea

こんにちは、Tomです。

旦那さんは今、自分自身も癌になりながら生活習慣を見直し余命1年と言われていたのに19年もの間、癌の再発を防いでいたお医者さんが書いた本を読んでいます。日本語にも訳されているので気になる方はこちらからどうぞ。

この本が出版されたのは2009年なので、現時点では変わっていることも多くあると思いますが、基本的に気を付けたら良いこと、避けるべきこと、考え方、心の持ちようなどは変わらないと思います。

この本に書いてあることを全部実践しようと思ったら大変です。それはそれでかなりのストレスになると正直思います。なので、気になること、できそうなことからやってみることにしています。その一つが「Green Tea」を飲むことです。

 

「緑茶」は日本人の私にとって身近な飲み物で、今では世界中たいていどこに行ってもスーパーに「Green Tea」のティーバッグが売っていたりします。これらの Green Tea は「煎茶」です。

 

しかし昨今の健康ブームでは「Matcha」も注目されていて、Matcha Latteなんかはカフェのメニューによく見かけるようになりました。お菓子でも「Green Tea flavour」とか「Green Tea Cream」なども増えてきた印象です。この場合の Green Tea は「抹茶」です。

 

がんに効く Green Tea は煎茶なのか、抹茶なのか、混乱してきました。改めて煎茶と抹茶の違いを聞かれてもうまく説明できません。日本人として恥ずかしい!

そこで検索してみました。

なんと煎茶と抹茶は使われる茶葉の育て方からして違っていました!

茶畑に日よけをして強い日差しが当たらないようにして育てた茶葉には、うまみ成分のテアニンが豊富で、その茶葉(碾茶/テンチャ)を粉末にしたのが「抹茶」。

逆にお日さまを当てて育てた茶葉ではテアニンが渋み成分のカテキンに変わってしまうそうです。なので抹茶(テンチャ)に比べると煎茶はうまみ成分が少ないそうです。

粉末緑茶と抹茶の違いとは?

 

もう一度「がんに効く生活」の本に戻ります。
この先生は何度も Green Tea をとるべきものとして挙げています。Green Tea のいったい何が良いのでしょうか?

本の中ではポリフェノールの一種である「カテキン」の作用についてふれています。

つまり、渋み成分である「カテキン」の抗酸化作用こそが健康によいので、私たちが積極的に飲むべきなのは「煎茶」の方の Green Tea だったのです。はぁ~、すっきりした。

 

とはいえ、煎茶にもカフェインは含まれますし、水の代わりに飲むようなことはせず、いつもならコーヒーに手が出るところをこの1杯は緑茶(煎茶)にしておこう、ぐらいのスタンスから始めてみようと思います。

いつものお安い緑茶のティーバッグでも、よりおいしく、ありがたく感じるのは私だけでしょうか。