希少がん NET と診断されました。
こんにちは、Tomです。今日は旦那さんが罹患している癌の名称についてです。
単刀直入に申し上げると、旦那さんの癌は「NET」だと診断されました。
口語では「エヌ・イー・ティー」あるいは「ネット・カンサー」とも言われています。
NETsとは、neuroendocrine tumorsの略です。(発音は、ニューロ エンドクライン チューモアズって感じです。)
NHSのウェブの解説によると…
…とあります。
肝臓、肺などの臓器ではなく、神経内分泌細胞にできる癌なので、発生する場所は人それぞれだそうです。最も多いのはすい臓に発生するケースだそうですが、旦那さんの場合は小腸に発生しました。
ちなみにアップルの創設者で2011年に亡くなったスティーブ・ジョブズ氏はすい臓に発生したNET(すい臓/pancreaに発生するNETなのでPNETとも呼ばれる)でした。癌を公表した時や亡くなった時にはどんな癌だったのかは私は知りませんでしたが、治療を拒否していた、ということは覚えています。
日本語で「NET」は「神経内分泌腫瘍(しんけいないぶんぴつしゅよう)」です。「癌」ではなく「腫瘍」と呼ぶんだ、と思いました。NETでは良性の腫瘍の場合もあるそうです。ちなみに神経内分泌細胞に由来する腫瘍は2種類あり、もう1つは「神経内分泌がん(NEC)」だそうです。
がん情報サービス「神経内分泌腫瘍の分類」より図1 神経内分泌腫瘍(NEN)の分類
小腸にできた腫瘍を切除して生体検査にかけたところNETだと診断され、癌専門の先生のところに案内されました。その先生はちょうど国際的な学会から帰ってきたばかりで、まさにこの希少がんNETについて情報を得てきたばかりだったそうです。
そして少し申し訳なさそうに、でもはっきりと「どうせ癌になるなら自分はこのタイプの癌がいい。それくらいアグレッシブではなく進行が遅い癌なんだ。」と言っていました。「どうせ癌になるなら…」これは癌にかかってない人だから言えることで、癌だと診断されたばかりの旦那さんの耳にはどのように聞こえたのか考えただけでも胸が締め付けられる思いがします。でも後にこの言葉を思い出して「ラッキーだったな」と思うことがありました。
関連用語や治療法などについてはまた別のメモで。
最後までお読みいただきありがとうございました。