内視鏡検査(Endoscopy, Colonoscopy)
こんにちは、Tom です。
今回のメモは「お腹が痛い」から「腫瘍発見」に至るまでに受けた内視鏡検査の名称についてです。旦那さんは下から、上から、そしてもう一度下から内視鏡検査を受けました。
エンドスコピーを大腸を見るコロノスコピーと区別するために「上部消化管内視鏡」と訳している場合もあるようです。
病院で話を聞いている時は、日本でいう「胃カメラ」が"endoscopy"かと思いましたが、調べてみると全く別物だそうです。胃に到達してから写真を撮り後で現像する胃カメラに比べ、内視鏡は光ファイバーを利用し、胃の内部を動的かつリアルタイムで観察・記録できるそうです。
確かに旦那さんが受けたのは「内視鏡検査」でした。しかも私は看護師さんに「奥さんも見る?こういうの大丈夫?」と言われカーテンが開かれるとガラス越しに処置室内にあるモニターをみんなで一緒に見られたのでした。(これは面白かったし感動した!!)そして帰りには動画と画像が入ったDVDをもらいました。
旦那さんは「お腹が痛い」ことから病院へ行き、gastritis (ガストライタス: 胃炎)の疑いがあったことから内視鏡検査をして胃の状態を見ることになりました。この時に小さな小さなポリープ(直径2mm)が見つかり、私もライブで見ていましたが、カメラの下から何か突起が出てプツッと切り取り、持ち帰ってきたのです。そのポリープは生体検査に出され、benign(良性)であることが確認されました。
腫瘍とその関連用語(Tumor, malignant, benign) - 勝手に医療英語メモ
ポリープ切除後、旦那さんの体調は良くなり、あんなに小さな異物のために、あんなに苦しんでいたのかと驚いたほどでした。
しかし数週間後にまたお腹が痛くなり、夜も眠れないほどだったにで今度はcolonoscopy(大腸内視鏡検査)で見てみよう、ということになったのです。
残念ながら、このcolonoscopy では何も見つからず、旦那さんの苦しみようとは裏腹に、とてもキレイな腸内でした。再度endoscopy で口腔から胃の底までを見ても何もなく、お医者さんの方からもう一度だけcolonoscopy をさせてくれとお願いされました。「もし大腸の終わりまで行っても何も異常がなかったら、弁を通り抜けて小腸の行けるとこまで見たい。」と言われたのです。
確かに胃の先の小腸はどちらからのカメラでも進入していない領域です。
そして小腸と大腸の境目にあたる弁のあたりの動きが鈍いと超音波検査で言われていたのです。超音波検査では見えない内部の様子をColonoscopyなら鮮明に確認できます。
かくして、大腸をぐるっと進み、回盲弁(かいもうべん)を逆行した内視鏡は、20cmほど小腸に入ったところで行き先を阻むように膨らんでいる大きな腫瘍(直径約5㎝)を見つけたのでした。
内視鏡検査の時に必ず聞かれる麻酔のことはまた別のメモで。
最後までお読みいただきありがとうございました。