「ECGをとりますね」って何すること?
こんにちは、Tomです。
今回のメモは、設定に手間どりがちな「ECG」についてです。
A&Eからそのまま入院になった時、まずは血液検査、尿検査を受け、さらにChest X-ray(胸部レントゲン)を撮り、続いて「ECG」をとることになりました。
An electrocardiogram (ECG) is a simple test that can be used to check your heart's rhythm and electrical activity.
エレクトロカーディオグラム、つまり「心電図」です。
ちなみに同じECGでもEchocardiogram(エコーカーディオグラム)という言葉もあって、こちらは胸部の超音波検査のことです。
赤、黄、緑の丸い玉みたいのを胸につける心電図かと思ったら、ケーブルの束がついたモニターが運ばれてきて、胸部と両手首、両足首の計10か所に電極をつけるタイプでした。
波動:Signals
A&Eで腎機能について言われた時も、肝機能でも貧血でもなく今度は「腎機能」が悪いの?とガッカリしましたが、胸部レントゲンの撮影に続いて心電図の測定も行うことから、今度は循環器系に異常が…と怖くなりました。次から次へと負の連鎖です。
ですが、腎機能が低下すると老廃物や塩分のろ過、排出がうまくできなくなり血中にたまっていきます。特にナトリウムが多くなると水分とともに過剰になって「むくみ」がおき、心不全につながります。病院に呼び出されたことで記憶に新しいPotassium(カリウム)が過剰になるとこれまた生命に危険がおよぶ、というわけで循環器系の検査も行われたようです。
カリウムが多くて病院に今すぐ来いと呼び出された時のメモはこちらをどうぞ。
余談ですけど…
ECG測定といえば、電極がなかなか体に貼り付かない問題があります。特に胸部は肋骨があって平らな部分が少ないので、各電極の装着位置を確認して押さえつけるようにして貼っても、ほかの部位を確認しているうちにぺら~っとはがれてきて測定できません。「動かないでくださいね」と言われても呼吸で胸部が上下に動くので、そのたびにステッカーの部分がゆっくり浮いてきて、なかなか測定できません。
いろんな国で心電図を測定してもらいましたが、両面テープのようなステッカータイプの電極をクリップでつまむもの、ステッカーにスナップボタンがついているもの、吸盤式のものなどいろいろありました。
他のナースもやって来て「こっちの方が粘着力あるんじゃない?」と言い出して次々と貼り替えていきます。いざ測定スタートをしようとすると「この波動なに?なんでビリビリしてるの?」またも測定開始できず。それを聞きつけた別のナース(ボス格)がやってきて3人がかりで原因を探します。なんと原因は電動ベッドの電源が入ったままだったのと、充電中の携帯が枕元にあったこと。周辺の電源スイッチもオフにしてやっと測定開始できました。
ここまで電極が貼りつかなくてECGで手間取ったのは初めてでした。看護師さんたちのお国柄にもよるんでしょうか(笑)